建築地:上益城郡御船町高木
竣工2008年3月  
土地面積:2341u 延べ面積:199.98u(60.5坪)
設計:古川保・松村志磨子 
施工:楠元建設 棟梁:平田保
 
有馬さんは現在、熊本市花立2丁目で鍼灸院を開業している。鍼灸治療をして一時的に直ってもすぐ再発する。予防の運動が大切との持論。運動しなさいと言っても患者は運動しない。そこで自費を投じ運動の施設を作ってしまった。グループホームなどの医療施設と違い、行政からの補助金は全く無し。健康保険も効かない。客は老人が多く、お金は僅かしか払えない。医療施設を自費で建てる人はほとんどいない。なぜかといえば、損益を考えたら経営は成立しない。
有馬氏は建物を自分の墓場と思い、貯財を投げ打ち、不足分にローンを組み、開設するのだ。ほんとうに頭が下がる。
老人が和むようにと古材を使い、敷地にあった大きな庭石を使い、とんぼが来るようにと池を作った。彼は社会貢献とは言わない。自分の生き方だそうだ。東京の森ビルの社長に聞かせたい。東京の六本木ヒルズの緑は集客のためで、緑地にかけた施設費は集客費で取り戻すそうだ。緑地も経済活動の一部なのだろう。