S邸
 建築地:菊池市雪野
  竣工2008年8月
 土地面積200u
 述べ面積109u(33坪)
設計:古川保・松村志磨子
  施工:野中建設

 
 田舎といえども、ハウスメーカーの家が多くなった。やはり地方の工務店がハウスメーカーより劣る点があるからだろう。縁桁と床柱で勝負するのは時代遅れである。行き過ぎた設備性能は要らないが施主にきっちりした説明が必要だ。ハウスメーカーの家は決して安くない。坪50万円から話しが始まるが、逃げられない状態になった時点では坪70万円を越える。設計料を加算しても地元工務店による木の家づくりの方が安い。説明不足が原因で地元工務店が負け組みとなっている。地元の工務店と建築士ががんばらねばならない。

 菊池は木材の産地である。山のもち主、切った人、運んだ人、製材した人、が明確に判る。運搬にエネルギーをかけない地産地消が可能な地域は産直住宅をつくるべきだ。隣町の七城は米のおいしさでは新潟米にも劣らない。畜産も盛んである。菊池は食と住の材に困ることはない。住みよい地域であるのに、過疎化が進んでいる。