M様邸 熊本市
2010年10月竣工
土地面積 290.25u 延面積:119.80u(36坪)
設計:古川保・白浜美奈子
施工:ユートホーム 棟梁:汐見一久
   
 亡くなられた父が庭を気にいって購入した30年前の中古住宅だった。床のフローリングは合板の接着剤離れでブカブカになっていたし、集成材柱には皺がよってめくれていた。新建材が多く使われていたので解体新築することにした。60年以上前の建築は再生をすすめ30年ぐらい前の家は解体新築を薦めるという変な話である。政府肝いりの長期優良住宅の耐震性能や省エネ性能は新建材を使わないと簡単には基準に達しないというのも、もっと変な話である。
 新築のプランは玄関土間からいきなり居間に入る動線と4.5畳の和室に入る動線がある。
近所に母が住んでいるが、同居するかしないか分からない。だったら当分の期間、小上がりとしてでもよいし応接でもよい空間とした。建具は1本の柱を中心に引き込んだので3方に引き込めば、空間が広がる。東の窓は東の家の二階の窓から見下ろしがあるので、高さを1200_と低くし、外部に植えた梅の木を建具の額縁で切り取る演出だ。3月に梅の花が芽吹く時は、家の外の床の間となる。