高平の家 K様邸
建築地:熊本市高平
竣工2010年3月  土地面積:531.85u 延べ面積:103.22u(31.3坪)
設計:古川保・白浜美奈子 施工:楠元建設 棟梁:平田保
横長の敷地で平屋を建てるのにぴったりの敷地だった。Kさんの昔の家は80年経過した建物だった。民家再生にも充分耐えうる建築だったが、息子さんの身長が1M75aで、古い家の鴨居の高さが1M73aでは頭が当たる。一部の鴨居を10a上げる対処だったら良いが全部となると困難なので、古い家を解体し、建築材料を転用することにした。透き戸は風が抜けるので納戸の戸にし、書院障子や小さいガラス戸は各部屋の小窓とした。木材で一番上質なものを建具に使う。昔の建具で傷んでいる部分は戸車や金物である。木より鉄の寿命が短い。その戸車や金物を交換すれば、新品より上質な建具が出来上がる。80年も経過していると木部が黒ずんでいるので、黒い含浸性の塗料で色を付けなければならない。黒ベンガラを桐油で溶いたものを使っている。