S邸 建築地:熊本市
 竣工2008年3月
 土地面積458u
 述べ面積101.2u(30.5坪)
設計:古川保・小材美佐
 施工:榊工務店  棟梁:榊浩一
 
 水前寺公園に隣接する閑静な住宅地である。緑多いこの場所が準防火地域指定とは信じられない。準防火地域の木造は不燃材で木を包むので、中の木が蒸れる。防火にはよいかもしれないが家の耐久性を弱めている。H12年に建築基準法が改正になり準防火地域でも梁と柱の大きさが12cm以上であれば露出可能となった。又、軒も面戸板部分を防火材で塗り込めば化粧垂木が使えるようになった。普通、面戸板部分で小屋裏通気をとるが、防火材で面戸板を塞ぐと小屋裏の換気が出来なくなり別の問題が発生する。法律は面白いもので、別の条項を適用すればよい。10cm2以下は壁に穴を開けてもよいという特例がある。これを適用して小屋裏換気を取った。又2m以下の塀などには規制がないので、殺風景な準防火地域には木の塀をつくると街並みが和む。

 家の内に囲炉裏をつくった。囲炉裏には内装制限がかかる。個人の生活の中にまで法律が入り込んでいる。フランス人が日本に来て交通法が細かくありすぎるのにびっくりしたと。更に、その法律を国民が守っていないのにもびっくりしたそうだ。