Hさんは地方公務員である。両親は農家なので、敷地が広く庭の片隅に1戸建ての家を建てることにした。4人家族なのに建物は小さい。26坪しかない。建物のエネルギー消費は断熱材より大きさに比例する。ペアガラスや厚い断熱材を入れるより、最少面積にすることが省エネ住宅となる。隣に大きすぎる両親宅があるので予備的な部屋は要らない。

 外壁の土壁は、台風の直撃には弱い。周囲は田だけで台風被害を受け易いので、土壁の表面をモルタルで覆っている。土壁は断熱性能がないので、土壁とモルタルの間に3aの羊毛ウール断熱材を入れている。南北に風が通る。玄関に置いた薪ストーブで暖を取る。小さい家は家族間のつながりが密になる。
建築地:熊本市古閑中町
土地面積 401u
延面積:88u(26.5坪)

2009年7月竣工

設計:古川保・白浜美奈子
施工:榊工務店 棟梁:榊浩一