もともと、日本の家は畳敷きの部屋を四角く仕切った田の字プランが基本であった。廊下がないため部屋を通って各部屋へ行かねばならなかった。
 個人のプライバシーを尊重する考え方が、住宅の間取りを一変させた。玄関から各部屋へ続く「廊下」の出現である。特に中廊下の出現で風が通らなくなった。
 エアコンの出現で風通しを求めなくなり、プライバシーを要求したため、中廊下プランに変わっていった。田舎の家でも風通しが悪くなった。
 この家は田の字プランを基本とし、プライバシーを必要とする部屋は、東西端に配置することで中廊下を排除した。