H様邸


建築地:御船町辺田見
2011年4月竣工
敷地面積142坪 延床面積 132.24u(40坪)
設計:古川保・赤嶺美佐
施工:楠元建設 棟梁:塚田


 オール電化にすればガス代が要らず電気代は安いと思われているが、決してそうではない。夜の電気代が安いので、夜を生活の中心にしている人にとって安いだけだ。電力発電には水力、原子力、火力(重油・天然ガス)、風力、地熱、バイオマス、太陽光がある。それらのKWh当たり原価は水力13円、原子力は5.9円、火力6.5円、風力14円、地熱8円、バイオマス9円、太陽光48円である。いままで原子力が一番安いと発表してきた。安全性への設備コストを軽んじたからだろうか。その割には日本の電気代は世界一高い。ドイツが原子力から手を引いたのは環境問題だけでなく処分のことを考えるとコストが高いというのが理由である。どうも情報は意図的に操作されているように思う。

 H様邸は、冷房は風通し、暖房は薪ストーブにしている。お湯は太陽熱温水器を使う。風当たりが強い場所なので太陽熱温水器は屋根には上げない。太陽光発電は50万円近くの補助金があり普及しているが、台風の被害に耐えうるであろうか。H邸はハイテク機器に頼らない自然エネルギーに頼った家である。将来の子供のためにも、石油やウランなどの地下資源をあまり使わない家づくりがよい。