建築地:阿蘇市

H24年6月竣工
延床面積 134.15u(40.5坪)
 敷地面積 1108.53u(334.66坪)

設計:古川保・古川亮
   施工:ユートホーム 棟梁:田中幸則

 
     
 全国の色々な土地を見て回り、阿蘇の地が気に入り、縁もゆかりもない阿蘇に永住することを決めた。阿蘇の仙酔峡の麓にあり、自然豊かで、高岳が眺められる土地である。この土地に行き、まず目に飛び込んできたのが、高岳である。そこで高岳の見えるポイントを探し、一番良い所を居間とすることを考えた。また、軒はできるだけ長くだしたいが、出し過ぎて、高岳が隠れては元も子もないので、その辺の検討を十分に行った。また、お施主さんの希望により、古材、古建具を多用し、洗面台、本棚、囲炉裏などの家具も古材の造作とした。

 この地域一帯は、杉や桧の高木、広葉樹の中低木がまばらにある。その自然の中に溶け込むように、玄関は土間ではなく、板張りとし、外壁も板張りとした。また、これだけの樹木に囲まれていると、落ち葉の量も多く、樋が詰まり、樋掃除が必要になる。1階部分はまだなんとかなるが、2階部分となるととても困難である。そこで、樋をかけずに、雨水が落ちてくる場所に瓦と玉石で側溝をつくった。そうすることで、雨の日も雨水がぽたぽたと落ちる様子が眺められ、風情がある雰囲気ができあがる。