施主は生家の建具を大事に保存しておられた。172pと背丈は低いが4pぐらいは袴を履かせれば高くできる。建具だけの古さでは建具が浮いてしまうので構造材にも古材を使うことにした。古材は部材が欠けたり、穴が開いていたりで断面欠損があるが、その分大きく使えば問題ない。太陽光発電より太陽熱温水器の方が費用対効果は高い。子の家では車庫の上に設置することにした。温水器は2×2mで、車庫は3×5mである。そもそも車庫は車を守るというより、冬の朝の通勤時にフロントガラスの霜避けのためだ。フロントガラスの部分だけかかるように設計した。 |